プログラムの基本構造 – 【Pythonではじめるプログラミング】

python-basic-structure Python

Python のプログラムの基本構造を1つ1つ見ていきます。

1.演習用プログラムのダウンロード

演習用プログラム( practice01.py )をダウンロードします。
ダウンロードファイルは テキストファイルになっているので、エクスプローラーを使って拡張子を .txt から .py に変更します。
practice01.py を Python をインストールしたフォルダ(今回は C:\Python)に置きます。


2.ソースコードの表示

メモ帳を使って、演習用プログラム( practice01.py )を開きます。

practice01.py

practice01.py


3.プログラムの基本構造の解説

演習用プログラムのソースコードを見ながら解説します。
 

① エンコーディング宣言

# -*- coding: utf-8 -*-

ソースファイルの文字コードを指定しています。
ファイルを保存するときに『文字コード(E): UTF-8』としていますので、「 utf-8 」と書きます。
既定値が UTF-8 なのでこの1行は省略することもできます。
 

② コメント

"""
演習プログラム1

  プログラムの基本構造

"""
# 入力した値により処理を振り分ける
色々な注釈をつけておいて、プログラムを読みやすくするメモとして「コメント」が使われます。

行の先頭や行の途中に「 # 」を記述すると、「 # 」から行末までの記述がコメントとして扱われます。
3文字連続のダブルクォーテーション「 """ 」で文字列を囲むことで、途中に改行を含むコメントが記述できます。
 

③ 1行1ステートメント

Python では、1つのステートメントは1行に記述します。

1つ1つの手続きや命令、宣言などのことを「ステートメント」といいます。

 

④ モジュールのインポート

import sys

各モジュールの関数を呼び出すには、まずインポートを行う必要があります。ここでは、標準ライブラリの sysモジュール をインポートしています

Pythonはとても多機能なプログラミング言語で、いろいろな機能をもった関数を、簡単につかえるように用意してくれています。その機能の数はあまりにも多いので、使いやすいように目的や種類ごとに分類して提供されます。こういった、Pythonが機能を分類する単位を、「モジュール」といいます。

 

⑤ インデント

if country == 'japan':
インデント print('日本へようこそ!')
else:
インデント print('japanと入力してください')

Python の構文で、最も特徴的なのがインデント (字下げ) です。
Python では、インデントの位置でコードのレベル(ここからここまでがひとつのまとまり)が判定されます。このルールにより、見た目とコードの構造が整合し、プログラムの品質が向上します。インデントには Tab 文字を用いず、4文字の半角空白の使用が推奨されています。
 

⑥ 空行

if country == 'japan':
    print('日本へようこそ!')
else:
    print('japanと入力してください')
空行
# プログラムの終了
sys.exit()

適度に空行を入れてプログラムを読みやすくします。
 

4.演習用プログラムの実行

最後にコマンドプロンプト で practice01.py を実行します。
プログラムを実行する方法は、こちらの記事『ファイルに保存されたプログラムの実行』を参照します。
 

<ソースファイルの作成 プログラムの基本構造 Pythonの変数の基礎>
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